1-A21 ESCAFE: スマートフォンのフラッシュを利用した表面油分の強調によるコーヒー豆の鮮度推定

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阿座上知香（株式会社NTTドコモ），山田渉（株式会社NTTドコモ），落合桂一（株式会社NTTドコモ）

コーヒー豆は鮮度が低下すると風味が失われるため，消費者は鮮度の高い豆を選ぶか，豆の鮮度に合わせて抽出方法を調整する必要がある．一般的に，鮮度の推定には抽出時の豆の膨らみ具合の観察や，ガスクロマトグラフを用いた香りの測定が用いられるが，前者は抽出前に行うことができず，後者は特殊な装置が必要なため非専門家には困難である．そこで本論文では，スマートフォンのフラッシュを用いて撮影したコーヒー豆の表面画像から鮮度を推定する手法を提案する．本手法は，コーヒー豆が劣化すると油分が表面に染み出す特徴に基づき豆の表面に現れる油分から鮮度を推定することを目的としている．